大腸カメラの予約のしかた

大腸内視鏡検査を予約していただく際には、基本的に一度受診していただく必要があります。電話のみでの予約はできません。
血便、下血などで緊急性がある場合は、下剤をかけずに直腸〜S状結腸くらいの範囲の内視鏡検査を受診された当日に行う場合もありますので、まずは受診してご相談ください。

【検査前に受診していただいた際に行うこと】
  • 検査を行う理由(検診でひっかかった、腹部症状や便通の異常があるなど)をお伺いします。検査を受けるかどうか迷っている方も受診してご相談ください。
  • 検査の日にちを決めます。
  • 普段の便通の状態をお聞きし、腹部診察をして所見を確認します。腸閉塞のリスクなく安全に下剤を飲めるかを確認し、必要に応じて検査前日に飲む下剤の量などを調整します。
  • 検査内容や注意事項、前日の食事、下剤などの説明をし、検査前日に飲む下剤をお渡しします。
  • ポリープ切除に備えて、簡単な血液検査をします。
  • ふだん飲んでいらっしゃる常用薬について確認します。お薬手帳などをお持ちください。

  • とくに抗凝固剤・抗血小板剤などの血液をサラサラにするお薬を飲んでおられる方は、必ず内容をお伝えください。
    できればそれらのお薬を処方していただいている医師に、数日間お薬を中止しても良いかどうか聞いておかれるとベターです。(薬の内容によっては、ポリープ切除をする場合、事前に一定期間中止しておく必要があります)


複数の抗血栓剤を服用されていて中止すると血栓症発生の危険性が高い場合は、お薬を中止せずに検査できますが、その場合ポリープ切除はできません。まずは切除が必要なポリープがあるかどうかの観察にとどめ、ポリープを認めた場合は後日、入院設備のある循環器科・消化器科併設の病院で入院しての治療をお勧めします。

心臓ペースメーカーを留置されている方も、ポリープ切除ができないことがあります。

*抗血栓薬のかわりとなる薬の点滴や、ペースメーカーの方でも使える電気メスの用意などが必要となるためです。






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