大腸内視鏡検査にかかる費用
以下には単に内視鏡検査の検査費用だけでなく、その日にかかる全体の料金を合計したものをお示ししています。
①検査の予約のために受診された際にかかる料金(その日の合計金額で)
◆大腸内視鏡検査の前の血液検査の料金なども含め、3割負担の初診の方で2500円程度となります。
血液検査の必要項目は、血算、凝固系検査(PT、APTT)、肝炎検査(HBs抗原、HCV抗体)としています。直前の健診や他院での採血で結果が分かっている項目があれば適宜省いて行っていますので、これより安くなる場合もあります。
②大腸検査当日にかかる料金(その日の合計金額で)
◆大腸全体を観察し、特に生検やポリープ切除の処置がなかった時の料金は3割負担の方で通常5000円程度です。
◆大腸粘膜の組織を取って調べる「生検」をすると、生検する部位・個数などによって3割負担の方で8000円〜16000円程度になります。
◆大腸ポリープ切除をしますと、部位・個数などによって3割負担の方で16000円〜25000円程度になります。
◆ポリープのサイズが2cm以上ですともう少し高くなることもあり得ますが、その場合でもたいてい上記金額内に治まると思います(切除箇所が多部位に渡ることが少ないため)。
なお、日帰りで切除するポリープはほとんど2cm未満です。
◆使用した薬剤や行った検査・処置の内容により料金は変動します。
◎料金にかかわるものの内訳は下記の通りです。()内は診療報酬点数
- 全大腸内視鏡検査の料金(1550点)
もしくは
大腸ポリープ切除手術の料金(ポリープサイズ2cm未満5000点/2cm以上7000点) - 生検の場合はその処置料(310点〜930点)
(*ポリープ切除と生検を両方した場合はポリープ切除の料金に含まれます) - 病理組織検査の料金(860点〜2580点)
(*生検もしくはポリープ切除をした場合にかかります) - 前処置の下剤の料金
- 検査中に使った点滴や薬剤があればその料金
- 再診料
- 院外処方せん料(処方があった場合)